ミシェランビブグルマンを巡るvol.04は、シンガポールのメジャーな料理ハイナンチキンライス(海南鶏飯)とカオマンガイのハイブリッド。
カオマンガイ ハイナンとでも言いましょうか。とにかくチキンのクオリティが高いとのことで、予算は高めです。
Ruenton(ルエントン)
Ruenton(ルエントン)は、モンティエンホテル(Montien Hotel Bangkok)の中にあるレストラン。
他の方のブログなどではカフェと記載されていることもありますが、お店の形態としてはレストランです。
ミシェラン ビブグルマンの中ではやや高めなお店になります。またここのカオマンガイはタイ風ではなく、シンガポール風です。
シンガポールチキンライス、海南チキンライス、ハイナンチキンライスなど呼び名は様々ですが、とにかくカオマンガイとは少し違います。
カオマンガイとハイナンチキンライスの違い
中国の海南(ハイナン)がルーツ。華僑によって東南アジア地域に広められ、タイには南方を経由してきているようですので、ハイナンチキンライスの方が、中華色が強いです。
具体的には、ご飯にしっかり味が付いていて、やや柔らかいです。また鶏肉も脂は少な目で小ぶりなことが多いです(ルエントンは大振りですが)。
一方カオマンガイはご飯の味が薄く、タレの味が濃い。鶏肉も大振りで、ご飯のおかず感が強いです。
ハイナンチキンライス(海南鶏飯)のお値段
ホテルで頂くということで、まずは気になるお値段から。
カオマンガイと考えるなら、私史上最高値280バーツ(1000円)です。
1泊4,000バーツクラスのホテルのレストランと考えると、リーズナブルかなと思います。
ちなみにドリンクは100バーツからです。水でも100バーツするので、こちらの方が価格のインパクトは大きかったですね。
ハイナンチキンライス
注文して10分ほどで料理が提供されます。
ジャーン!!
鶏のアップだけ撮っておけば良かったのですが、一瞬で鶏のツヤツヤ感とモチモチ感にやられます。さすが280バーツ。格が違いますね。
タイって日本のようにブランド鶏みたいなのが売られていないので、レストランに行っても素材が弱いなーと思っていたのですが、これはランクが違います。
ジューシーでちょっとくどいと感じるほど濃厚です。そこは好みに合わせて4種類のソースで調整です。
上ふたつはタイ系の味。上左はカオマンガイのソースに近い味。上右は辛みと醤油っぽさがある味です。
下ふたつはハイナン系。ショウガ汁とカラメルっぽさがある甘いソースです。
ただし、ソースのクオリティは並み。ここが残念な点でした。ご飯はカオマンガイよりしっかり味が付いていて、やや柔らかめの炊き込みご飯のような味でした。
評価
鶏のクオリティは高いですが、ひと昔前のリッチ感。個人的にはもう少し歯ごたえがあって、品のあるリッチ感だと良かったです。
後はソースが並みの味だったので、ここも値段から考えるとマイナスです。シンプルな料理ですので、ここは調えておかないと駄目なポイントです。
総合評価は、★3.0。280バーツなら★4だったのですが、ドリンクが最低100バーツ。
それにVAT(関税)が付きますので、お茶を飲んで1食450バーツ(1,600円)はかかることになります。ホテルのリッチ感が味わえるのはいいですが、個人的にはこの料理にそれは必要ないですね。
概要と場所
BTSサラデーン駅 or MRTサムヤーン駅から徒歩7分。
Ruenton(ルエントン)がGoogle Map上に2つあり、ホテルの中央と右端に置かれているのですが、どちらも違います。
Ruentonはホテルの左側にありますので、ラマ4通りから行くと遠回りすることになります。
この入口が正解で、ラマ4世の大通りから行くと↓こうなってしまいますのでご注意ください。
■店名:Ruenton(ルエントン)
■営業時間:11:30~21;00
■定休日:なし
■住所:54 Thanon Surawong, Si Phraya, Bang Rak, Bangkok 10500