タイは22位。海外駐在員の生活調査レポート

イギリスの大手銀行HSBCが行っている「海外駐在員の生活調査レポート2019」が発表されていました。

生活、仕事、子育ての部門で、駐在員が住みたい国をランクキングしたものです。

対象は33か国で、タイは22位、日本は32位でした。

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駐在の多いアジア各国の順位

シンガポールは別物の気がしますので、割愛します。

タイ在住者としては悔しいですが、ベトナムが10位にランクイン。経済成長著しいベトナムですから、仕事部門は3位にランクされています。

マレーシアは16位。こちらは印象通り生活面の評価が高いです。

インドは18位。教育部門が3位、仕事のポテンシャルが6位、生活面の充実感が4位と、やはり独特なランクの位置づけを見せています。

英語にIT。経済成長率の高さとあのカオス感での生活はそれなりの充実感を伴うものなんでしょう。

タイ(22位)は部門ごとに見ていきましょう。

▼生活部門

さすが微笑みの国、マイペンライの国。この部門は強いです。

ただ充実感が33位(最下位)です。なんでしょう、イージーすぎるということでしょうか?独自性が弱いからか?個人的には結構謎です。

▼仕事部門

もう少し低いかなと思いましたが、収入面が意外に高いんですね。

ただ、昇進やポテンシャルがワースト5に入っているということは、みなさん感じている通り、頭打ちの円熟期に入っているというでしょう。逆に円熟期で物価がこの水準ってのも、低すぎる気がしますが。。

▼教育部門

散々な評価です。子供持たない身としては分からないのですが、公立の学校の評判の悪さと、私立の授業料の高さはよく耳にしますので、そこがネックなのでしょう。

現地採用の給与では、インターなどは確実に無理でしょうし。

日本の詳細については、リンクから確認してみてください。まあ、大体予想通りです。
https://www.expatexplorer.hsbc.com/survey/country/japan/chart:table

しかし日本からタイに来て、両国がこの評価ってのも考えさせられますね。

一生住むとなれば別でしょうし、アジア圏の成長国の評価は、ピークに向かっているかどうかがポイントだと思いますので、スタンダードなキャリアアップから脱線している僕としては、やはり生活面が重要なので、政治が混乱しないことだけを祈ることにします。