進化し続けるタイのビール市場。
タイもひと昔前と比べると、信じられないくらいビールの種類が豊富になりました。
特にクラフトビールの台頭が著しく、「ローカルのタイ人買わないでしょ!」という値段のビールもコンビニに並ぶようになりました。ここではタイの定番ビールとクラフトビールのオススメを紹介したいと思います。
タイの定番ビール
シンハー(SHINGHA)
タイの定番で特に国外でタイのビールといえばシンハーです。苦味はほとんどなく、ほのかな甘み、気泡が繊細なのが特徴だと思います。飲みごたえほどほどにあり、抜群の安定感で飲む人を選ばないビールです。
チャーン(Chang)
かつてはアルコール度数6%のビールとして、若者に人気を集めていました。今ではアルコール度5%、苦味なし、コクなし、キレなしで、特徴のないビールになってしまったと思います。
リオビール(LEO)
僕は昔からリオ派です。ほどよい苦味とキレがタイの気候に合うのが理由です。但し、時間を掛けて飲むとキレがなくなり、もっさりした味になりますので、そこそこのペースで飲みましょう。外国人向けのレストランやバーには置いていないことが多いです。
近年出てきたビール(非クラフトビール)
クラフトビールの定義はあいまいで、ここで紹介するビールもクラフトと謳われていたりします。ただ流通規模が大きく、価格も定番と差がほとんどないので(500mlで53~58バーツ)、非クラフトの新興ビールとして紹介します。
TAPPER(タッパー)LEOに続く僕の定番
アルコール度6.5%のラガービール。リオビールをリッチにしたよう感じです。飲み口にキレとパンチ力があり、ほどよい苦味があるのがお気に入りです。
SNOWY WEIZEN
ホップが効いたフルーティーな味が特徴です。コク・キレともにほどほどにあるので、男性でも苦手意識はないと思います。このビールは発売当初ハマる人が多くて、一時コンビニに入荷するとすぐに売れ切れていました。中毒性がある味ですね。
Siam Weiger(サイアム ウェイナー)
ほのかなフルーティーさと、物足りなさギリギリのコクがある落ち着いたビールです。ニュートラルにボーっとしたい時にハマるビールです。
KOPPER(コッパー)
シンハー社が発売したクラフトビール。苦味やコクのバランスが絶妙で、料理の味を邪魔しない味です。単体でも十分な飲みごたえと個性があり、周囲のビール好きの中で定番のビールになっています。
僕が良く飲むビールはLEOと上記の4種類です。タイ人向けの飲み屋には定番の3種類しか置いていませんが、コンビニには大体置いてあります。その他、ハイネケン、ヒュールガーデン、サンミゲルなど、海外のビールもコンビニで販売されていて、タイはビール選び放題です。
クラフトビール
流通が限られていて、価格がやや高めで、個性が強いビールを紹介します。

定番から輸入ものまで合わせると100種類ぐらいはあります。
SIVILAI(シヴィライ)
2019年になって出てきた新しいクラフトビールです。すっきりした味に、爽やかなホップの味が特徴。後口の苦味と甘みがクラフトらしいビールです。オシャレなレストランやバー、バンコク中心のコンビニには置いてあることがあります。お店で飲むと価格が高いので(200バーツぐらい)、給料日のご褒美やオシャレなお店で飲んだりします。(コンビニ 330ml 69バーツ)
FULL MOON(フルムーン)CHATRI IPA
プーケット発のクラフトビール。バンコクのコンビニ見かけたことはほどんどありませんが、TOPSなど外国人向けのスーパーなどに置いています。ホップの苦味が強めで、どっしり目の味です。IPA(インディアンペールエール)ならではのキレもあるので、くどすぎない良いあたりでまとめられています。(TOPS 330ml 119バーツ)
FULL MOONは他にもシリーズがありますが、ワニのデザイン(PALE ALE)はかなり苦味が強かったです。