タイ ウイスキー「天道・Galaxy・MERIDIAN」を飲み比べ

2022年に入りよく目にするようになった「天道(TENDO)」。日本名が付けられている通り、日本製法を取り入れたタイ産ウイスキーということで、日本人のん兵衛には広く知られるようになりました。

ただ天道だけではなく、しれっと見たことがないウイスキーが増えていたので飲み比べをしてみました。

「天道(TENDO)」ウイスキー

まずは日本人界隈でも話題の「天道」。

天道ウイスキータイ tendo whisky

日本の「ものづくり」に対するこだわりは、長年の歴史に培われどこまでも続くものとして世界的にも有名です。
そんな精神を持って造ったウイスキーがここタイで誕生しました。その味わいはやわらかく、とてもなめらか。
厳選された高品質のモルトウイスキーと上質のジャスミンライスが丁寧にブレンドされており、オーク樽で約2年間、充分に熟成させました。ひとくち含めばジャスミンライスの甘くナチュラルな香ばしさの後に芳醇なモルトの味わいが駆け抜けます。
日本人の繊細な味覚を意識した逸品。
タイで初めて造られたこの一杯こそ、我々の自信作であり、揺るぎない誇りです。

グレーン&モルトのブレンデッドウイスキー。

何となくブレンドと聞くと安物のイメージですが、サントリーの「響」もブレンデッドウイスキーということを考えると一概に安いウイスキーといえないですかね。

ジャスミンライスもブレンドされているとは。。

価格・容量

360バーツ/700ml

タイでも有名なJAMESON(ジェイムソン)系の爽やかな味。とはいえ、JAMESONよりは少しスタンダードなウイスキーの味です。

価格から考えてもロックで楽しむより華やかさが活きるソーダ割がぴったりです。

ジャスミンライスの味は、感じ取ることはできませんでした。

評価

味は好みもあるのでなんともですが、同系の「JAMESON」と比べると1ランク下感はあります。

ただ「JAMESON」が700MLボトルで999バーツ。安ウイスキーの「センソム」や「ブレンド」が280バーツ程度なこと考えると、コスパは最高レベル。

充分に愉しめるレベルの味で、この価格は凄いですね。

GALAXY(ギャラクシー)ブランデー

タイ産のお酒はブランデーもラムもウイスキーと呼ばれるので、タイ人の間ではウイスキー扱いですがブランデーです。

ギャラクシーウイスキー galaxy

ラベルのデザインやギャラクシーというネームから、飛び道具っぽさを感じます。

価格・容量

250バーツぐらい/350ml 大瓶もあります。

スタンダードなウイスキーに、豊潤さが加わってやや重めの味わい。

価格にしてはアルコール臭さもないけど、個人的にはタイ料理には合わないかなといったところ。

でも今回紹介するウイスキーの中では、タイ人に一番好まれる味のような気がします。

MELIDIAN(メリディアン)ブランデー

こちらもブランデーです。

ラベルデザインが好きではないので、あまり期待していませんでしたが予想外にはまりそうな味です。

価格・容量

248バーツ/350ml 495バーツ/700ml

ギャラクシーよりもブランデーっぽさを感じますが、ベースが軽く飲みやすい。

口当たりはなめらかで、でも価格なりの水っぽさがあり逆にそれがピッチを上げてくれます。

ロックで飲んでも愉しめる味わいで、ソーダで飲まないなら「天道」よりこちらを選びます。味変としてとりあえず1本置いておくのもありかなという存在です。

リージェンシーとの比較

タイウイスキーでブランデーといえば「リージェンシー」だと思いますので、その比較でいうと、よりウイスキーよりなのが「リージェンシー」。ブランデーよりなのが「MERIDIAN」。

3本の比較

ソーダ割でがぶがぶ飲むなら「天道(TENDO)」。

ソーダ割でちょっとのんびり、ロック、水割りなら「MERIDIAN(メリディアン)」。

「GALAXY(ギャラクシー)」は好みでないので私は選ばないですが、「BLEND(ブレンド)」が好みでない私の逆(好きな人は)、「GALAXY(ギャラクシー)」が合うかもしれないです。

 

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