あるあるネタですが、タイの生活費です。アフターコロナの物価上昇とライフスタイルの変化、また為替の影響で日本円ベースでのコストが大きく変わりました(2023年5月時点)。
現地採用時代にも同様の記事を書きましたが、2023年フリーランスでのタイ生活における、リアルな生活費を晒したいと思います。
タイの生活費。あるあるネタですが、僕の生活費は割とリアルだと思います。生活費を公開しているブログはたくさんありますが、いつも安いなーと思って見ています。タイで仕事をして、ブログをちまちまと書いている人で、夜遊びしている人はほ[…]
タイの生活費2023
いきなり本題です。御託は後で諸々述べていきます。
※レートは2023年5月時点(1バーツ=約4円)です。
家賃 | 15,000バーツ(48,000円) | コンド12,000+光熱費3,000 |
食費(朝) | ー | 基本食べません。 |
食費(昼) | 6,000バーツ(24,000円) | カフェ飯、日本食、タイ飯など日によって様々 |
食費(夜) | 6,000バーツ(24,000円) | ローカルレストラン、フードデリバリ― |
交友費・飲み代 | 14,000バーツ(56,000円) | ローカル飲み屋、たまに居酒屋とクラブ、ゴーゴー、スナックなど週末ははしごします |
生活必需品 | 4,000バーツ(16,000円) | 洗剤、石鹸、化粧品、ジム、消耗衣類など |
ケータイ・ネット | 400バーツ(1,600円) | お得なSIMカード複数枚のテザリング運用 |
必需品以外 | 2,000バーツ(8,000円) | サプリとか興味本位で買ったもの |
おやつ・フルーツ | 3,000バーツ(12,000円) | 食事以外のコンビニや屋台での買い食い |
タバコ | 4,200バーツ(16,800円) | マルボロ150バーツ(600円) |
カフェ(仕事含む) | 5,000バーツ(20,000円) | 平日は毎日、仕事でカフェを利用します |
保険 | 2,300バーツ(9,200円) | オーストラリアのノマド保険 |
合計は61,900バーツ(247,600円)。
ちょっと使い過ぎた気もしますが、これより多い月も少ない月もあるので、平均的な数字かなと思います。
2020年との比較
2020年:43,825バーツ(153,300円)、2023年:61,900バーツ(247,600円)
→プラス:18,075バーツ(前回比+141%)、94,300円(前回比+162%)
※2020年時は1バーツ=3.5円で算出しています。
円ベースの支出アップが半端ないですね。。特に私は円で給与をもらっているので、為替の影響をモロに受けます。
支出アップの要因
為替の影響
まずはこれが1番大きい。2020年の1バーツ=3.5円から4円へアップ。
桁が小さいと少額と思われるかもしれませんが、例えば20万円両替して手数料を考えないで計算すると、7,142バーツ少なくなります。約14%上がったことになります。
物価上昇
物によりますが、飲食は20%ぐらい値上がりしたと思います。
家賃は下がってインフラ系はほとんど変わらないので、全体的にみると15%ぐらい上がったのではないでしょうか。
飲食については、未だにバンコクで1食100円~とかいっている輩がいますが、とんでもない。
もちろん100円で食べられるものもありますが、屋台やローカルレストランで麺料理を頼んで50バーツ~が相場です。
ご飯もので、豚肉が入っていれば60バーツ(240円)~からで、目玉焼きを付けたり、水がフリーではない店で注文したりしていると、100バーツぐらいかかります。
スーパーで生鮮食品を買うと日本とほぼ同じ価格です。
仕事場(カフェ)代
これは経費といってもいいのですが、1日200~300バーツ使います。
生活の変化
コロナ後に大きく変わったのがデリバリーサービスを使うことが習慣化されたことです。
配送料以上に、デリバリーサービスの料金は上乗せされたりしているので、飲食代が上がりました。
また2020年はラマ9という、外国人エリアから少し離れた場所に住んでいました。
タイ料理以外の飲食店があまり充実していなかったのですが、プラカノンに引っ越すことで飲食店へのアクセスやデリバリー時間を考えず日本食も頼めるようになったので、支出が増えました。
アフターコロナ後のフラストレーションと在住生活への飽き
夜の交遊費も結構増えました。
これはアフターコロナ後の遊び欲、また在住生活が長くなったことでタイローカル遊びに飽きがきて、外国人・日本人向けの店へ行くことが増えました。
東京の生活と変わらない?
諸々の支出増で、コスト面で東京に住むのと変わらないように見えます。
ただ東京でコンドミニアム(タワマン)に住んで、キャバクラやスナックで飲んでいたらこんな支出ではありません。
適当に生活してこの費用で済むというのが、やっぱりタイ生活の魅力です。
一部税金からの解放と保険料は安くできる
年金などはリターンがあるのでここでは考えないとして、タイ在住(住民票が日本にない)だと住民税分が余分に使えます。
保険料は、日本の保険よりサポートは薄くなりますが、年間10万円ちょいぐらいに抑えることができます。
いくらで普通の生活ができるか
「普通」が人によって違うので、微妙なお話になります。
僕が人より使っている部分は夜の交遊、タバコが主になります。
これを人並みにすると14,000バーツは削れますので、56,000円安くできます。
後は食事と無駄な買い物で6,000バーツ削っても、苦しいと思うことはないと思います。
トータル20,000バーツは削れそうなので、42,000バーツ(168,000円)あれば普通に生活できると思います。
Youtuberやブロガーたち
なぜか3万バーツ台の前半の人が多いんですよね。しかも家族が居ても総額で僕より使ってないなんて人も見かけます。
ほぼ酒を飲まない、夜遊びしない。碌なご飯食べてない。嘘ついている。算出できていない。
などなど、理由は考えられますが、結構意識して節約しないと3万バーツ代前半に抑えるのは難しいと思います。
年間コストを考える
ただ単純に月額計算×12ヵ月で計算しても、年間コストとはイコールになりません。
知名度がある情報発信者ほどこの部分に触れない(「タイは安い」売りをしたい人ばかり)なので、移住する場合のコスト計算はお間違いなきよう。
月間コストに入れてないもの
・帰国時の費用、買い物代
・PCやスマホなど、大きな買い物した費用
・特に海外旅行の費用
(タイは近隣国への旅行が容易ですが、それなりに使いますよね)
・年金/厚生年金などのリターンがる納税
(住民票を抜けば支払い義務はなくなりますが、リターンも減るので)
・現地採用者でなければ、VISA代
ここら辺を含め、ご自身の年間コストを算出してみてください。
タイは安いのか?
日本との比較でいうと、まだまだ安く済ませる選択肢は多いです。
タイのコストで日本より大きく下がるのは、家賃と交通費とローカル店での飲食です。
家賃と交通費は人によって大きく差が出ないと思いますので、肝となるのはローカル店を使うかどうか。
これは食事以外に、お酒を飲みに行く場所、オネーちゃんがいる場所など、遊びに使うお金全般を指します。
問題は友達が増やせるか
ただ安く暮らすだけなら、タイは金銭的にはイージーです。
ただし飲食を除いて誰かと遊ぶとなると、一緒に遊ぶ人を探すのが簡単ではありません。
バンコクの日本人在住者は約5万人。日本でいうと最低限の市クラスの人口です。
その中で昼間遊びに行ける、気が合う、年齢が近い人を見つけるのはなかなか難しい。
その点、お酒をよく飲む人は基本的に遊びに行く回数が多いですし、お酒を飲んでいる内に関係性が深くなっていきます。
なので、あまり節約するのではなく、ある程度余裕を持った予算で、積極的に人脈を広げることを考えた方が良いと思います。
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