タイ ロケット祭り

タイのロケット祭り(ブン・バンファイ)- スケジュールや行き方

タイ ロケット祭り

イサーン地方で開催される「ロケット祭り(ブン・バンファイ)」。

タイを代表する奇祭として有名ですが、イサーン旅行も兼ねて2022年5月に行ってきました。

タイのお祭りはその国民性もあり、スケジュールなどが掴みにくいので記事の前半はそこら辺の情報をメインに記載していますので、不要な方は目次で飛ばして見てください。

ロケット祭り(ブン・バンファイ)とは

タイ東北部イサーン地方で豊穣を祝うお祭りです。バンファイはイサーン語で「空へ打ち放す砲撃能力が充てんされた竹」を意味します。

毎年陰暦6月(現暦5月頃)にイサーン地方各地で行われ、一番有名なのが「ヤソートン」

ちなみにロケットの形はお祭りごとに変わるようです。

お祭りのスケジュール

毎年日程が変わるので情報が掴みずらいです。

直前になると英語で日付が見つかりますが、詳細はタイ語が分からないと拾えません。

翻訳を使いつつ、タイ語で情報を掴むことになるので結構骨が折れます。

「ヤソートン」のブン・バンファイはタイ語で「บุญบั้งไฟยโสธร」になりますので、Facebookなどでお祭り関連の投稿を見ながら状況を把握していくことになります。

私はこのページで開催状況を確認していました。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100035513631905

Kutwa’s Skyrocket Festival

僕が行ったロケット祭りはコンケーンから2時間ほどの場所にある「クッタワー」のお祭りです。

本命は「ヤソートン」でのロケット祭りだと思いますが、日程が合わなかった場合は各地で開催されているので「บุญบั้งไฟ+地名」で検索すると各所でのお祭り情報が探せると思います。

お祭り会場(ライブなど)は以下の学校で開催され、ロケットの打ち上げは近くの丘の上が会場でした。

また「クッタワー」のロケットは円盤型。「ヤソートン」とは形が違うことも楽しめますし、ツーリストもほとんどいないのでよりローカル感が楽しめます。

イサーン地方の移動方法

各都市間の移動はローカルバスで問題ないと思いますが、各会場へのアクセスが問題です。

バンコクなどと違い、イサーンの小さな街で流しのタクシーなんて拾えません。

配車アプリも頼りにならないと思うので、基本的には自家用車かレンタカーを借りることになります。

タイで運転となると怯むところがありますが、バンコクのような渋滞もなく道も広いので、割と運転は普通の感覚でできると思います。

会場近くのホテルを取る

これもまたちょっと面倒。

「ヤソートン」ならホテルの予約サイトで簡単にいくかもしれないのですが、「クッタワー」の場合は会場の近くでホテルが全く見つかりません。
1時間ほど離れた街「カラシン」であれば沢山あるのですが、ちょっと遠い。
特にお祭りのスケジュールが分からないので、簡単に行き来できる距離にホテルを取りたいところです。
会場の街は規模が小さすぎて適当なホテルがなかったので、会場から10分ほどの小さな街で探しました。
ホテルは「Google Map」で簡単に見つかるのですが、予約が電話になります。ちょっと気は重いですが、電話してしまえば片言英語と片言タイ語でなんとかなると思います。
泊ったホテルは以下になります。

お祭りの詳細スケジュール

日程は分かるのですが、時間単位のスケジュールとどういう流れでお祭りが進むのか分かりません。

ネット上で情報も拾うのはタイ人でも難しいのではないかと思います。

「クッタワー」の最終2日間のスケジュールは以下の感じです。

1日目

■パレードのみ。ロケットの打ち上げはなし。

・上記学校近くでパレードを17時過ぎまで待ってみましたが来る気配がなし、18時ぐらいだと思います。

・前夜祭として夜のライブあり(20時ぐらい)

・移動遊園地あり

2日目

■ロケット打ち上げ 8時~18時

・最初から最後までいませんでしたがフィナーレ以外は特に変化なく、1グループずつ順にロケットを噴射します。

・フィナーレは巨大ロケットを噴射するので、最終日の最後は居るべき

・座って見れる良い場所は朝から行かないと多分無理。でも立ち見ならいつでも問題なしでした。

 

ということでロケット祭りに行くに当たって必要な情報は以上です。

以下ダラダラとお祭りの様子を紹介します。

コンケーンからクッタワーへ

コンケーンでレンタカーを借りて、クッタワーへ直行。

コンケーンはそこそこの街でしたが、田舎道を突っ走ります。

途中立ち寄ったカフェもいい感じ。

何より泊ったホテルが最高でした。チベット感があります。

プールもありますよ。

チベットの寺に来ている気分になります。

部屋は2種類はあり、値段が高い方で900バーツ。装備品も値段を考えるとかなりグレードが高く、バンコクだと倍ではきかないクオリティですね。

場所はロケット祭りの会場から5キロ圏内の小さな街にあります。

ロケット祭りの会場へ

ロケット祭りというか、ライブなどを行っているクッタワーのウィッターユ学校へ。

ロケットを打ち上げる前日でしたが、昼間は特にイベントなしでした。

なんのイベントもなく肩すかしを喰らった感じですが、この日のメインはパレード。

小さな町の両脇はパレード待ちの人で埋まります。

お寺の敷地も出店が出て、日本の夏祭り気分です。

イサーンならではですかね。ねずみさんも居ました。

街をふらつくとロケットが鎮座。クッタワーのロケットは円盤型になります。

お寺の前ではおみくじが売られていて、このでっかい星に刺していました。

パレード

午後3時過ぎについて、パレードを待っていたのですがまったく来ない。

街の飲食店は通り沿いに出店していることもあり、座って待てる店もなくマッサージ屋もない。

5時過ぎまで街をうろついていたのですが、結局パレードは諦めてホテルに戻りました。

前夜祭

ホテルでしばらく休んで、前夜祭へ繰り出します。

タイ 移動遊園地01

タイ名物(アジア名物)移動遊園地。

藤子不二雄先生から尾田先生まで。シュールです。

多分不安定なダーツの矢で風船割るやつ。これ難しいですよね。

タイ 移動遊園地

射的もありますよ。

ライブ

移動遊園地と出店はバンコクと変わらないので、メインはライブ。

やっぱりイサーンでモーラムを聴きたいじゃないですか。

イサーン モーラム

20時からライブとのことでスタンバっていたのですが、リハ途中で雨。

数時間は降り続きそうな本降りになってきたところで退散。運がなかった。

仕方なくこの日はホテルで飲んで就寝。

ロケット祭り当日

朝8時からロケットが打ちあがると聞いていましたが、もちろんそんなに早く動き始めません。

フィナーレが18時ということで、昼過ぎに会場へ向かいます。

渋滞

昨日は多少混んでいましたが、当日は別モノ。

会場の数キロ前から大渋滞していて、会場近くまで5分の道が30分以上かかります。

途中で遠目にロケットが見えます。

会場から1キロ以上、路駐してロケットを見ている人達がいるので車を停めるところがありません。

僕らは一旦会場を通り過ぎ、街中の住宅街に路駐しました。

ロケット祭り会場へ

前夜祭会場からロケット祭りの会場まで移動。

会場までの道はお祭りの参道のような感じで、出店が続きます。

会場は田んぼを囲むように既に満席。丘の上までこれが続くので、基本は立ち見になります。

動画は会場へ向かう途中に撮ったロケット。

多少距離があった方がロケットの動きが良く見えます。

とはいえ会場に行くと迫力ある円盤型のロケットが体感できます。

ロケット発射の現場が見えるのは会場ならでは。

見る方に夢中になってロケットが追えてませんが、悪しからず。

フィナーレのロケットは巨大!次の日から仕事だったので、これを見ることなく会場を後にします。

ロケット祭りに行く価値

見ごたえが凄いあったかと問われると「?」が付くところがありますが、バンコク在住者からするとタイのリアルが見えるところはすごく良かったです。

地方都市に行くことも少ないですし、特にそれが観光地以外となると中々ない機会だと思います。

ロケット祭りを通して見える現地の様子というのはやはり貴重なもので、普段見えなかったものや感じることがあると思います。

タイ語だけのメニューにてんぱったり。なんてこともありますが、タイに住んでいる初心を思い出せてくれます。

是非是非皆様も、お祭りきっかけでタイの地方を満喫してみてください。

 

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