ピンクのカオマンガイ

ミシェラン ビブグルマンvol.07 タイ在住者が食べる「ピンクのカオマンガイ」は美味しいのか?

ピンクのカオマンガイ

元々有名だったカオマンガイの名店「ラーンガイトーン プラトゥーナム」

ピンクのカオマンガイとして嫌というほど名前を見聞きしますが、ミシェランの食堂・屋台版であるビブグルマンに選出されたことで更にその名前の知名度は加速していっていますね。

ただこのお店のカオマンガイを食べたことがないタイ在住者は結構多く、僕もその中のひとりです。

タイ料理に慣れた口に有名店の味はどう感じるのか?早速いってみたいと思います。

「ラーンガイトーン プラトゥーナム」

1960年創業の老舗。日本にも進出を果たし(現在は撤退)、地球の歩き方にも載っている有名店です。

日本での食べログ評価は3.71でかなり人気だったようですが、味の管理が行き届かないなどの理由で撤退を決めたそうで、こだわりが感じられます。

ピンクのカオマンガイ

訪れた日が折しもクリスマス イブだったこともあり、サンタがお出迎え。店員さんの数が凄いです。

メニュー

カオマンガイは40バーツ(145円)。鶏肉単体やスープ、豚肉の料理もあります。

創業者が中国の海南出身ということで、中華系の料理も得意なのでしょう。ただ今回はカオマンガイ1択です。

いざ、実食!

ピンクカオマンガイ バンコク

見た目。いいですね。一般的なお店よりやや小ぶりですが、有名店で40バーツなのでそれでも安いでしょう。

鶏肉

油がのったジューシー系ではないですが、鶏肉単体では物足りないシンプル系でもないですね。

ご飯

味付けは結構しっかりしているタイプです。ご飯も少し柔らかい。海南ライスに近いテイストです。

チム(タレ)

このお店はチムに特徴があると聞いていたのですが、確かに普通の店と全然違います。

普通のお店は日本人には塩辛く、やたらと香辛料を入れてよく分からい味になっているか、それを薄めたような味かだと思うのですが、甘味があります

それもタイ人お得意の砂糖の甘さではなく、リンゴのような若干酸味を含んだ、柔らかい甘さです。

写真で白く見えているのはショウガなのですが、これもすりおろしておろしていないので、チムがすっきりしています。

結果

ここのカオマンガイ、美味しいです。

単体で食べると、ご飯の味が少し強いと思いましたが、鶏肉もくどくないですし、何よりチムが爽やかなので上手くバランスが取れています。

品がありつつも、しっかりと食べた感がある。それもこれも、チムの美味しさがこのカオマンガイを決定づけていますね。

いやー、気が向いて食べに行って正解でした。とはいえ、40バーツのB級グルメなので、過度な期待は禁物です。

在住者にとってのカオマンガイ

カオマンガイはあくまでB級グルメのひとつで、安くて美味しい定番の食事です。日本でいうところの牛丼的な存在です。

タイに置いても安い食事で、コーヒーより安い存在ですので、高い期待値で食べに行くような料理ではありませんので、気楽な気持ちで料理を楽しんでみてください。

なにか感動があるような美味しいタイ料理を望むなら、やはりそれなりのレストランに訪れるのが正解です。

概要と場所

僕が行ったお店は本店。最寄はエアポートリンクのラチャプラロップ駅で徒歩10分ぐらいです。

BTSだとチッドロム駅になりますが、歩くと遠いのと人が多いエリアを抜ける必要があるのでバイクタクシーで向かうのが良いと思います。

この道はタクシーだとかなり混みますよ。

■店名:ラーンガイトーン プラトゥーナム

■営業時間:5:30~14:00、17:00~2:00

■定休日:なし


ネット上で移転したという情報が結構多かったのですが、移転ではなく新店があります。

本店から5分もかからない場所です。エアコンが効いた今風のお店で良ければ、BTSチッドロム駅から徒歩で行くのに問題ない場所です。