2023年にオープンした「BLUE PRINT LIVEHOUSE」。
バンコクで定期的にライブを行う箱としては、「Lido Connect」「Speaker Box」に続く3つ目のライブハウスになります。
インディーズのポップ・ロックバンドをメインに、現在最もイベントが多いライブハウス。
しかもタイのインディーズでは最も支持を集めている「YONLAPA(ヨンラパ)」が出演ということで、ライブハウスの視察がてらに行ってきました。
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YONLAPA(ヨンラパ)
タイ チェンマイを拠点に活動するバンド「YONLAPA(ヨンラパ)」は、2018年に結成。2019年11月にリリースした「Let Me Go」で注目を浴び、それ以降発表される曲が常に注目浴びていてる、タイポップ&インディーズ界でもっとも勢いがあるバンドです。
2022、2023年にはJAPANツアーも行い、DYGL(デイグロ)、never young beach(ネバヤン)など、日本の主要バンドと対バン。
2024年も5月から東京、名古屋、広島、福岡の4都市を巡るJAPANツアーを予定しています。
ライブ&BLUE PRINT! LIVE HOUSE
まずライブハウスに着いて良いなと思ったのが、受付の奥。
壁のポスターとかの感じが下北とか高円寺のライブハウスっぽい雰囲気。「Lido Connect」「Speaker Box」にはない、バンド臭さが懐かしい。
ビールもスーパードライが100バーツ(410円ぐらい)と、ローカルプライス。
外国人向けのクラブとかだと日本より全然高いので、それに慣れてくると安いなーって。
受付のすぐ隣がライブ会場。前座を見たお客さんが座ってYONLAPAの登場を待ちます。
スペースは結構狭い。チケットの販売数が240だったのでそれがMAXかもしれませんが、本当に240人来たら日本の満員電車状態でしょう。
ライブ開始!といっても私はにわかファンなので特に解説みたいなものはございません。
ただタイのバンドに対しての不満なのですが、ライブが弱いんですよね。。
技術的というより、音を鳴らす意志と表現力みたいなものがなく、飲み屋でBGM的に聴く分には良いのですが。
また音のバランスが悪い(独特)のも、タイで音楽を聴く時の特徴。低音域が塊になっていて、ボーカルとギターの出力が強め。
で、楽器の音の鳴り方が弱いので厚みと音の一体感がないんです。
これはタイ人の耳には心地良く聴こえているかもしれないので、なんとも言えないのですが。
BLUE PRINT! LIVE HOUSE
否定的に語ってしまいましたが、「BLUE PRINT」は数少ないライブハウスであり、最もライブハウスらしい箱だと思います。
客が入らなければもちろんシーンは縮小していくしかないので、音楽が好きな方は一度は行ってみてください。