数々のコンテストで受賞歴があり、バンコクで実力派のカフェといえばFactory Coffee (ファクトリーコーヒー)の名前が上がります。
これまでは、パヤタイというバンコク在住者にとっては微妙な場所にあり、ツーリストも多そうなので敬遠していました。
とはいえ、珈琲好きとしてはやはり避けては通れないお店なので、意を決して来店することに。
Factory Coffeeの受賞歴
- Top13 World Barista
- Barista Championship Thai 17,18
- 1st RunnerUp TNBC Thai 19
- Indy Barista Champion 16,17
- 4th runner-up latte art Thai 20
「賞を受賞している=コーヒーが美味しい」ということではないのですが、賞の受賞店は軒並みコーヒーの味でも有名なお店ばかり。
基本的にはコーヒーにこだわりのあるお店の方しか受賞されていません。
正直、Barista Championship(バリスタチャンピオンシップ)以外は、どの賞にどれほどの価値があるかは測り知れないのですが、良質なコーヒーを使ったアレンジコーヒーの技術があるのは受賞歴から推測できます。
ただブラックコーヒーの味に一番こだわる僕としては、良質のコーヒーの中でどのクラスなんじゃいというのが一番気になる点でした。
Factory Coffeeのメニュー
メインのメニューはアレンジコーヒーです。
やはりこのお店の特徴は、独創的なアレンジものでしょう。
Factory Coffeeには4回来ているのですが、未だにここら辺のメニューを頼んでいませんので、次回試してみます。
他にもレジ横にクロワッサンが数種類あります。
ブラックコーヒー
やっと本題です。ファクトリーコーヒーはロースター(自家焙煎)としても有名です。
シングルオリジン(×ブレンド)の豆の種類も多く、銘柄別に価格も違います。
一番高い豆は1,000バーツと、中々日本でもお目にかかれないお値段です。
僕は現実的に200バーツぐらいまでの豆を選んでいます。
写真はタイ産のセンチャイ(150バーツ)。ドリップ方法をペーパードリッパー2種から選べます。
ドリッパーはKalita(カリタ)のV60とKEMEX(毛メックス)になります。KEMEXはドリッパーが大きいタイプだったので、Kalitaを選びました。
気になる味の方ですが、、、合格!(偉そうに)
自家焙煎しているロースターさんの中でも上位にきます(あとは好みの問題)。
いやー、思ってた以上ですね。正直このお店はツーリストが多すぎて、良いイメージがなかったのですが、このクオリティをキープしているのはスゴイと思います。
但し、他にもエチオピア シダモ(200バーツ)などを飲んだことがありますが、味は南米やアフリカの豆の方が美味しいです。
タイ産の豆は少し土臭いというか、雑味が若干あり、栽培方法が洗練されるまでにはもう少し時間がかかると思います。
コーヒー豆とノベルティ
factory coffeeでは、コーヒー豆の販売もしています。
タイで高いクオリティのものを買うとなると日本より高いのが常ですが、200gで350バーツ。
コロンビア産の豆は200g 800バーツ(2,880円)。日本と比べると倍近い値段ですね。
タイ産の豆は日本であまり取り扱われていないのですが、ランクとしては1~2ランク下の感じは否めませんので、そう考えると豆の値段は高めですが、タイ産の豆は許容範囲ですね。
タイが高いというより、日本が安すぎるということだと思いますが。
Tシャツもありますが、これはイマイチですね。
混雑度と雰囲気
コーヒーの味は申し分ないのですが、やはりいつも混んでいるのがネック。
それも観光客にわざわざパヤタイを訪れるタイ人なので、みんな写真を撮りまくっています。
ゆっくり読書やパソコンを開いて作業なんかは、まったく落ち着かないと思います。
平日の昼過ぎでも8割~10割の席が埋まっていますので、午前中の早目以外は運任せになると思います。
午後は、平日で数十分並べば問題なく着席できますが、週末は30分~1時間は覚悟しておいた方がいいかもしれません。
それでも一度は訪れる価値があるお店だと思います。